EVA フォームの問い合わせは、目標密度や硬さなど一つの数値から始まることがあります。その数値は参考になりますが、材料全体を表すものではありません。原材料となるブロックを購入する加工業者が両特性を混同すると、書類上の条件を満たしても、期待する感触、重量、加工要件に合わない見積りになり得ます。
密度は単位体積当たりの質量です。Shore C 硬さは、定められた測定条件での押込みに対する抵抗を表します。 両者が答える問いは異なります。本ガイドでは、EVA フォームの仕様で両者を区別し、根拠のない換算を行わずに双方を相談する方法を説明します。
密度は一定体積に含まれる材料の質量を表す
フォーム密度は通常 kg/m³ で表され、試験片の質量を体積で割った値です。フォームの体積には気泡構造が含まれ、固体ポリマーだけの体積ではありません。そのため、密度要件は測定する材料を明確に示し、発泡前の EVA 樹脂の密度と区別する必要があります。
同じ体積なら、実測密度が高いほど質量も大きくなります。大きさが異なる場合、重量だけでは判断できません。大きな片は密度が低くても重いことがあります。これは原厚ブロック、薄くスライスしたシート、異なる寸法の受領サンプルを比較する際に重要です。同条件の試験片を比較するか、実際の体積を考慮した測定を用いてください。
配合、発泡の程度、形成された構造は、完成フォームの密度に影響することがあります。これらは材料選定にも重要ですが、密度の数値だけでは配合全体やすべての加工結果を把握できません。実測値に基づく要件があれば指定し、なければ用途を説明してください。
測定範囲も重要です。 ISO 845 の見掛け密度に関する適用範囲 では、成形表皮を持つ発泡プラスチックやゴムについて、全体密度とコア密度を区別しています。報告を比較する際は、採取部位と測定方法を確認してください。この引用は、Guowei EVA の特定注文がその規格で試験済みであることを意味しません。
Shore C 硬さは押込みへの抵抗を表す
デュロメータは、規定の条件で規定の圧子が材料にどのように入り込むかを評価します。Shore C は特定の硬さ尺度なので、仕様には数値とともに尺度を記載する必要があります。「硬さ 45」では重要な情報が不足しています。「45 Shore C」なら意図する尺度が明確です。
ASTM D2240 のデュロメータに関する説明 は、押込み硬さを圧子と加える力に影響される経験的な測定として扱っています。異なる種類のデュロメータの読み値を単純に置き換えることはできません。報告値を比較する前に、供給者へ機器の尺度と測定手順の確認を求めてください。
比較可能な Shore C 測定条件では、38 Shore C は 45 Shore C より柔らかい方向です。これは有用な選定指標ですが、加工後の部品の挙動をすべて表すものではありません。表面の押込み値は、耐荷重等級、緩衝率、寿命の結果ではありません。
受入材料の確認では、試験片の準備と測定条件を合意してください。用途の判断では、予定する仕上がり厚さと構造の中でフォームを評価してください。材料の測定値と完成部品の評価は目的が異なり、説明なく一方を他方の代わりにすべきではありません。
密度と硬さ:仕様の比較
| 問い | 密度 | Shore C 硬さ |
|---|---|---|
| 何を表すか? | 測定したフォームの単位体積当たりの質量。 | 指定尺度での押込みへの抵抗。 |
| どう表すか? | 通常は kg/m³。方法と試験片を明記。 | Shore C と明記した数値。 |
| 購入者が提供すべきものは? | 目標要件、測定の前提、参考サンプル。 | Shore C の目標、測定の前提、参考サンプル。 |
| 完成部品への適合性を確定するか? | いいえ。用途と構造の評価が必要。 | いいえ。用途と構造の評価が必要。 |
| 一方で他方を代用できるか? | Shore C 硬さへの汎用換算はない。 | フォーム密度への汎用換算はない。 |
購入仕様では、別々の項目として扱ってください。未知の要件は他方から推定せず、未知と記載します。これにより残るサンプル評価が明確になり、仮定が意図しない受入基準になるのを防げます。
密度から硬さへの汎用換算がない理由
二つの EVA フォームが同じ目標密度でも、押込み挙動が同じとは限りません。逆に、同じ目標硬さが単位体積当たりの質量の一致を示すわけでもありません。両実測特性とともに配合とフォーム構造を考慮する必要があります。試験した一つの材料群で見られた関係を、別の供給者や配合へ自動的に広げるべきではありません。
信頼できる比較には、識別されたサンプルで両特性を測定した組のデータが必要です。供給者が密度と硬さの対照図を示す場合、実試験結果なのか、対象材料は何か、試験片をどう準備したかを確認してください。その限定範囲では役立つ可能性がありますが、すべての EVA フォームに使える換算式ではありません。
本ガイドで Guowei EVA は、38 Shore C や 45 Shore C に密度値を割り当てていません。密度範囲や換算表も提示していません。密度要件のある購入者は独立して伝え、仕様の相談とサンプル評価で実現可能な組合せを確認してください。
各特性から加工業者が得られる情報
密度は質量と材料の比較を整理する
完成部品に重量要件があるなら、密度を実際の体積とともに考えます。部品寸法、除去した材料、追加した層は別々に記録してください。フォームのみの推定を、積層または組立て済み部品全体の重量と混同しないでください。
測定に裏付けられれば、密度は候補材料の違いの把握にも役立ちます。ただし、「品質が良い」、切断ロスが少ない、積層しやすいといった意味に置き換えてはいけません。それぞれ、加工工程と選んだ材料から別の根拠を得る必要があります。
硬さは押込みと感触の相談を整理する
Shore C の目標があると、柔らかさや硬めの感触の要望が具体的になります。特に購入者と供給者で「柔らかい」の意味が違う場合、参考方向を伝えるのに有効です。既存の EVA フォーム硬さ選定ガイド では、より広い選定背景を説明しています。
ただし、同じ原材料を薄いライナー、厚いパッド、多層構造の一部として評価することがあります。購入者は、受入ブロックの手触りがあらゆる完成用途を表すと考えず、予定部品を評価すべきです。密度や硬さだけで包装設計や履物部品の適合性を保証することはできません。
一つの数値だけの問い合わせを実用的な材料要件にする
「どの密度がありますか?」は妥当な最初の質問ですが、何を作る必要があるかは伝わりません。「どの硬さがありますか?」も同じです。供給者が数値を列挙するだけでなく材料を相談できるよう、次の条件を加えてください。
- 用途: 部品と完成製品内の位置を明確にする。
- 仕上がり厚さ: 加工後の厚さと受入ブロックの厚さを区別する。
- 加工方法: 該当するスライス、切断、型抜き、穴抜き、積層を説明する。
- 求める感触: 許容できる点と現材料から変更したい点を説明する。
- 参考サンプル: 識別し、実測特性が既知かどうかを伝える。
- 寸法: 供給原材料の形態と完成部品寸法を両方示す。
例えばライナーの材料を替える購入者は、現用フォーム、仕上がり厚さ、予定する積層方法を提供できます。元の密度が不明なら、その旨を伝えてください。無関係なデータシートの密度を転記せず、比較用の候補材料を求めます。問い合わせでは密度要件と Shore C の目標を別の行に記載してください。
Guowei EVA では、一般的な硬さの相談は 38 Shore C と 45 Shore C から始まります。25–65 Shore C 内の要件も相談できますが、具体的な注文確認が必要です。標準の基材ブロックは 3000 × 1500 × 60 mm を参考とし、主な標準色は黒と白です。これらはすべての組合せの在庫を意味しません。
受入原材料を決める際は、 EVA foam sheet 製品 と 大型ブロック寸法ガイド を併せて参照してください。数量、納入先、見積りの詳細には、 EVA フォーム問い合わせチェックリストをご利用ください。
よくある質問
EVA フォーム密度から Shore C 硬さを計算できるか?
適切な汎用計算はありません。供給者が試験した関係は、指定条件で特定材料に適用できる場合がありますが、密度だけで Shore C 値は決まりません。両方が要件なら両測定を求めてください。
重いサンプルは必ず密度が高いか?
比較する体積と測定の前提が同等の場合のみです。寸法の違いで重量差が説明できることがあります。異なる大きさの片の重さで判断せず、質量と体積を測ってください。
二つの 45 Shore C EVA フォームで密度が異なることはあるか?
あります。目標硬さは密度や配合を一意に決めません。注文で重要なら密度を別途確認し、同じ硬さ表示を同等性の証拠とせず、実際の材料を比較してください。
参考サンプルしかない場合、密度を指定すべきか?
サンプルを識別し、密度不明と伝えてください。測定と候補仕様を供給者に相談します。未検証の数値推定より、正確なサンプルと用途の説明が有用です。
密度報告で完成製品内の評価を代用できるか?
できません。報告は測定範囲内の材料特性を記録します。仕上がり厚さ、形状、他の層、使用条件は、用途要件に照らして評価する必要があります。
二つの特性を求め、一つの材料を確認する
密度と Shore C 硬さを区別し、どちらも製造予定の部品に結び付けてください。Guowei EVA は、二次加工用基材として圧縮成形した EVA foam sheets とブロックを供給します。 EVA 材料仕様を相談する 際は、用途、寸法、仕上がり厚さ、参考サンプル、加工計画を示し、実際の材料要件に沿った見積りにつなげてください。